バレエ・リュス

先月パリ・オペラ座のバレエ・リュスの映画を観て来ました。

 

これは、2009年パリ・オペラ座のバレエ・リュス100周年記念公演です。

権利の制限でDVDにはなっていません。

 

2014年に衣装のバレエ・リュス展が六本木で開催されたにも関わらず、その時は、出掛けるのがおっくうで(軽くひきこもってました)行きませんでした。すごい後悔をしていたので、今回のこの1週間は逃せない!!!と思い、観にいきました。

 

バレエ・リュスの場合は、バレエお宅か、長年バレエをやっていないと、理解が難しいのでは、、、と思いました。

帰りのエレベーターの前や中で、すっごい感動したって言っている人もいれば、超観ているのが、辛かったと言っている人もいました。隣のお婆さんは、帰ってしまったと言ってました。(もしかして、牧神の午後の最後の自慰行為を見たからかな笑、、と勝手に想像してしまいました、、ま、下品みたいな!)もし、バラの精がずっと続くと思っていたら、、、帰ってしまうかもです。

 

私もバレエを始めたばかりの頃、ガリーナ・ウラノワ(最高のジゼルと言われているダンサー)のジゼルを映画でみたのですが、、まーー、わからん、、、特に、2幕は、真っ白だし、画像も悪くてって、子供だしって、いう経験があるのでわかります。

 

 

バラの精から始まりました。

もう、本当にバラの香りが、部屋に舞っているかのように、ピンクの空気が見えました。軽やかなジャンプでした。とっても色っぽいダンサーでした。

でも、でも、でも、私の中では、ミハイル・バリシニコフのバラの精を超えていません。難しい技も、ちょいちょい入ってました。ミーシャよりも、軽く飛んでみえましたけど、、でも、なんかミーシャなんですね。。。あくまで主観です。

少女のイザベル・シアラヴォラ、素晴らしかったです! この映画の中で、彼女が一番好きです。足の形や、甲の高さ、トウ・シューズ用です。多分、普通の靴は合わないのが多いと思います。ただ寝てるだけのポーズの時の足のポジションや、足裁きが見事でした。そんなに踊ってないのですが、甲がきれいにでているとこんな動作に見えるのかと思いました。足の使い方も違うのでしょね~~~ 

ロングドレスでしたが、もっと脚だして~~~~と思ってしまいました。

 

牧神の午後

この作品は、音楽が好きなので、それで好きなのもあると思います。

たまに聞きたくなります。ニンフや森の中を想像させられます。

最近、やっとモダンバレエを楽しめるようになりました。以前は、本当に良さがわからなかったです。 牧神の午後は、子供の時に、子供用のバレエ物語の紹介で、読みましたが、よくわからず、、、、わかるはずがなく、、、へーーーって感じだったのですけど。 独特な雰囲気で斬新な感じが好きです。

 

三角帽子

多分、振り付けとかオリジナルに忠実だったのかと思いました。

正直、途中飽きてしまいました。。。音楽も聴いたことがなかったからかもしれません。衣装は、きれいでした。

 

ぺトルーシュカ

以前にくるみで、コロンビーナを踊ったことがあるので、コロンビーナに親しみがあります。どうしても、コロンビーナばかりみてしまいます。

あるコラムを読んだら、この作品のコロンビーナは尻軽女って書いてありました笑 

映画のコロンビーナは、とってもチャーミングでした。

ぺトルーシュカも内股でなんとも悲壮感が伝わってきました。あんまり悲しそうで、死んでも納得しないで、幽霊になって出来そう!と思ってしまいました。

全体的にとってもカラフルな舞台と衣装、音楽もメリハリがあるので、バレエをしてなくても、楽しめる作品と思いました。

 

バレエの歴史って楽しいです!